NIH長官、「新たな研究部門が成功するには、失敗への備えが必要」

バイデン政権が提案している「医療高等研究計画局(Advanced Research Project Agency for Health: ARPA-H)」の新設について、国立衛生研究所(National Institutes of Health: NIH)のフランシス・コリンズ長官(Francis Collins)が、インタビューに答えた。同長官は、ARPA-Hの下で実施されるプロジェクトが失敗する可能性はあるとし、大きく成功するためには、リスクを取る必要があるとコメントしている。「国防高等研究計画局(Defense Advanced Research Project Agency: DARPA)は多くの偉業を達成したが、それと同時に見事な失敗も経験している。人々は、その成功ゆえにそれらの失敗を容認している」と長官は述べた。コリンズ長官はまた、ARPA-Hの批判者の多くが主張する「多くの場合において、NIHは過度にリスク回避指向になっている」という指摘も率直に受け入れている。ARPA-Hに関する政権のビジョンは最近注目を集めているものの、最初の大きな障害にもぶつかっている。具体的に、バイデン政権はARPA-Hの予算として65億ドルを要請したが、下院民主党が最近明らかにした予算案で示された額はその半分以下であった。また、一部の連邦議員は、「ARPA-HはNIHと明確に異なる文化を創り出すべきである」との警告を発している。

STAT “NIH’s Francis Collins: For Biden’s new research agency to succeed, it should prepare for some projects to fail” (7/215/21)