環境保護庁(Environmental Protection Agency: EPA)は3月25日、E15の販売を認める緊急燃料免除措置の発動に加え、E10向けの州別特殊燃料市場に関する連邦規制の一時免除を発表した。5月1日に発効し、同月20日まで適用する。大気浄化法(Clean Air Act)に基づく最長20日間の運用で、揮発性規制により夏季販売を制限していたE15を解放することで、ガソリン供給のひっ迫と価格是正に対応する。また、州ごとに異なる独自仕様燃料「ブティック燃料(Boutique fuel)」規制についても連邦レベルの執行を一時的に免除することとした。リー・ゼルディンEPA長官(Lee Zeldin)は、家計負担の軽減と安定供給に資する措置であると強調したほか、ブルック・ロリンズ農務長官(Brooke L. Rollins)は、バイオ燃料需要の押し上げと農家支援につながると歓迎しつつも、通年販売には議会による恒久対応が必要と指摘した。E15は既に全米3,000超の給油所で扱われており、EPAは今後も業界や関係省庁と供給動向を監視し、必要に応じて免除措置の延長も検討する。
EPA “EPA Fortifies Domestic Fuel Supply, Provides Americans with Relief at the Pump by Approving Nationwide E15 and Removing Boutique Fuel Markets for E10” (03/25/26)
https://www.epa.gov/newsreleases/epa-fortifies-domestic-fuel-supply-provides-americans-relief-pump-approving-nationwide