セキュリティ・新興技術センター(Center for Security and Emerging Technology: CSET)は今般、「中国と米国の大学ランキング:有力大学及びその卒業生の観点から見る(Chinese and U.S. University Rankings: A Lens into Top Universities and Their Graduates)」と題する報告書を発表した。国が優れた人材パイプラインを確保する上で、質の高い大学は重要な役割を担っているという観点から、CSETは、世界の大学ランキングとして知名度の高い「世界の大学の学術ランキング(Academic Ranking of World Universities: ARWU)」と「QS世界大学ランキング(QS World University Rankings)」の双方における米国と中国の大学を比較した。ファインディングとして、①中国の大学は世界ランキングで大幅に存在感を増している(少なくとも1つの世界ランキングの上位500大学にランクインした中国の大学の数は、2010年から2020年の間に3倍以上になった)、②中国の大学の順位向上は、主として研究生産性の増大による所が大きいと考えられる、③ランクインする米国の大学は過去10年間で減少した、などが挙げられている。