OECD、「2011年科学・技術・産業スコアボード」を発表

経済協力開発機構(Organisation for Economic Co-operation and Development: OECD)は9月20日、「2011年科学・技術・産業スコアボード(2011 scoreboard for science, technology and industry)」を発表した。それによれば、アジアの大学が世界クラスの研究機関として台頭しはじめ、鍵となる科学分野で欧米と張り合いつつあるという。報告書によれば、被引用件数に基づく世界で有力な50大学のうち、40大学を米国が占め、残りは欧州の大学となっているが、薬理学、毒物学、薬剤学の分野においては、50の有力大学のうち6大学は中国の大学となっている。「全世界的には、最も影響力のある大学は一部の国に集中しているが、分野別に見た場合、より多様性のある構図が浮かび上がってくる」と報告書は分析している。一方で、特許の質は過去20年間で急激に低下している。米国、ドイツ、日本における発明特許は引用件数が最も多く、このことは「さらに多くの発明をもたらす真の発明」であることを示すと、報告書は指摘している。
nature.com “OECD publishes latest research statistics” (9/20/11)