裁判所、気候作業部会の設立・運営方法を違法と判断

アース・テクニカ(Ars Technica)は2月3日、トランプ政権が設置した気候作業部会が連邦諮問委員会法(Federal Advisory Committee Act: FACA)に違反していたとする司法判断が下されたと報じた。温室効果ガス規制の根拠を覆すことを意図した報告書を作成するなど、裁判所はその運営手法についても違法と認定した。訴訟では、環境保護基金(Environmental Defense Fund)や憂慮する科学者同盟(Union of Concerned Scientists)が、同部会について、偏ったメンバーで構成され、公開記録を保持せず、会合も非公開であったと主張した一方、政府側は部会解散済を理由に訴訟そのものが無意味であると反論したが、裁判所はこの主張を退けた。公開された内部文書にはエネルギー省(Department of Energy)の政治任用者がケイトー研究所(Cato Institute)出身であったことや、主流派科学者が政治的に偏向しているとみなすなどに加え、科学的レビューを形だけ整えようとする動きなどが記されていたことから、規制撤回の科学的根拠の弱さが再確認される形となった。

Ars Technica “Without Fundamental Policy Change US Risks Losing Techno-Economic-Trade War With China, New Report Warns” (02/03/26)
https://arstechnica.com/science/2026/02/us-forced-to-disclose-its-climate-working-groups-communications/