国立衛生研究所(National Institutes of Health: NIH)は昨年11月、「2013年春からパブリック・アクセス政策の実施を強化する」と発表していたが、既にその成果が見られつつあるようである。5月に、NIHのオンライン・フリー・アクセス・データベース「PubMed Central」に提出された論文原稿(NIHの助成を受けた研究のピアレビュー原稿)は1万点以上に上った。これは2011-12年の月間平均(5,100点)に比べると大幅な増加であり、このことは、「NIHの助成を受けた研究の論文を全て公的にアクセス可能とする」という目標に近づきつつあることを示唆している。NIHのパブリック・アクセス政策では、NIHの助成を受けた研究者に対して、研究論文の出版が認められた際にはPubMed Centralへその論文を提出すること、そしてこれらの論文は出版から12ヶ月以内に無料でアクセス可能とすることを義務付けている。昨年の時点で、本政策の順守率は75%となっていた。
Nature News Blog “NIH sees surge in open-access manuscripts” (7/2/13)