エネルギー省(Department of Energy)は、GE日立ニュークリア・エナジー社(GE Hitachi Nuclear Energy: GEH)と提携し、他業界における3つの建設技術を原子炉設計に応用し、先端原子炉を市場化するための経済性を向上させる方法を実証するプロジェクトに580万ドルを提供する。この先端建設技術(Advanced Construction Technology: ACT)イニシアチブは、費用とスケジュールの超過を緩和することを狙いとしている。垂直軸工事(Vertical shaft construction)などの他業界で成功している建設技術は、原子力エネルギー分野ではまだ試験されておらず、これらを活用することで原子力建設の費用を10%以上削減できる可能性があるという。建設費用とスケジュールの超過は長年、新たな原子炉建設の足かせとなっており、「先端建設技術を活用することで、先端原子力の導入ペースを上げ、費用を低減させることができる」と、エネルギー省の原子力エネルギー次官補代理(Acting Assistant Secretary for Nuclear Energy)は述べる。GEHのBWRX-300小型モジュール原子炉(SMR)は現在、米国とカナダで原子力規制当局の審査を受けている段階で、同社の幹部は、「この資金提供は、SMRの商業化に大きな恩恵をもたらし、その他の先端原子炉の道を開く」と述べている。
World Nuclear News “US-led initiative aims to lower advanced nuclear construction costs” (7/8/21)