オバマ大統領は2月17日、ワシントン州にあるボーイング社(Boeing)の組み立て工場を視察し、米国の製造業推進と輸出強化を狙いとした7つの新たなステップを発表した。その一例は、①「米国企業に平等な競争環境を提供するための融資政策」中国やその他の国では、自国の企業が海外で有利な立場になるよう不当な優位性を提供している。これへの対策として、政権は既得の権限を積極的に行使し、輸出入銀行(Export-Import Bank)が米国企業を支援するためのファイナンシングを提供するようにする、②「中小の輸出企業への新たな信用制度」輸出入銀行は、中小の輸出企業が6~12カ月の期間で最高50万ドルの融資を受けられるようにするパイロット・プログラム「グローバル信用エクスプレス(Global Credit Express)」を開始する、③「輸出入銀行の再承認の要請」輸出入銀行の権限は2012年5月まで承認されており、その融資上限枠は1,000億ドルと規定されている。しかし3月下旬にこの限度枠に達しそうな見込みであることから、政権は輸出入銀行の権限を再承認するよう議会に要請する、④「外国貿易地域(Foreign Trade Zone: FTZ)の簡素化」企業が外国での商品取引における関税支払いを繰り越し・削減できる外国貿易地域(FTZ)を利用するにあたっての手続きや書類を簡素化する、などである。
White House “President Obama Takes Actions to Promote American Manufacturing and Increase U.S. Exports at Boeing” (2/17/12)