ニューヨーク州、幹細胞研究への助成プログラムを中止

ニューヨーク州は過去10年間で、幹細胞研究の国際ハブへと成長した。科学者によれば、その一因は、同研究を対象とした米国内で数少ない州政府プログラムのおかげである。しかしニューヨーク州政府がその「ニューヨーク州幹細胞科学プログラム(New York State Stem Cell Science program: NYSTEM)」を中止することが明らかになった。科学者は、研究の進展を遅らせ、他州や他国へ人材が流出するのではないかと懸念している。NYSTEMプログラムの中止は2022年度予算に含まれ、4月上旬に法制化された。州厚生省(Department of Health)のために本プログラムの資金配分を行う州予算局(Division of the Budget)の広報官は、「幹細胞研究は、学術機関や民間の研究コミュニティ内で進展すべきであり、ニューヨーク州民へ直接的なサービスと前向きな健康をもたらすことがミッションの中心である州厚生省によって進展されるものではない」と述べている。

Science “New York state ends stem cell research funding” (4/16/21)