DARPA、完全準同型暗号の利用の加速を目的として研究者を選出

個人特定情報や知的財産、知的洞察、その他の形態のセンシティブな情報を保護することは、かつてないほど重要になっている。完全準同型暗号(Fully Homomorphic Encryption: FHE)と呼ばれるデータ・セキュリティ手法は、データの保管および操作方法に新しいレベルの確実性を提供する。従来の暗号化は、暗号化されたデータを計算する際には復号されなくてはならないが、復号は、データを危険にさらし、悪質な技術者や事故によって漏洩される危険性がある。FHEを使うと、暗号化された情報を計算することが可能になり、ユーザーはセンシティブなデータを広く利用することと、リスクを排除することの間でバランスをとることができる。ただし、FHEには膨大なコンピュータ・パワーと時間を必要とする。こうした中、国防高等研究計画局(Defense Advanced Research Project Agency: DARPA)は、数週間が必要とされるFHEの処理時間を数秒に短縮することを目的として、「バーチャル環境におけるデータ保護(Data Protection in Virtual Environments: DPRIVE)」プログラムを開始し、3月8日、FHEアクセラレータ・ハードウェア及びソフトウェアの開発に取り組む4チームを選出したと発表した。

Defense Advanced Research Project Agency “DARPA Selects Researchers to Accelerate Use of Fully Homomorphic Encryption” (3/8/21)