コミュニケーションズ・アース&エンバイロンメント(Communications Earth & Environment)に2月9日に発表された論文によれば、2015年のパリ気候協定の一環として各国が行った排出削減の誓約は極めて不十分で、気候変動の最も壊滅的な影響を回避するためには、世界は温室効果ガスの排出削減目標を約2倍にする必要があるという。論文によれば、各国が現在行っている誓約を達成したとしても、地球の気温上昇を産業革命前と比較して摂氏2度以下に抑えられる可能性は、わずか約5%である。論文の執筆者は、「世界がより持続可能な軌道に乗るためには、世界的な排出を着実に減少(年間平均約1.8%)させる必要がある。2つと同じ国はないが、その数値は、パリ気候協定下の誓約に比べ、更に約80%以上の野心的な排出削減が必要となる」と述べている。