連邦政府が4年毎に発表し、気候変動とその影響について最も決定的で包括的な連邦報告書とされる「全米気候評価報告書(National Climate Assessment)」の次の報告書(2022年発表)は、大気科学者のベッツィー・ウェザーヘッド氏(Betsy Weatherhead)が指揮することとなった。ウェザーヘッド氏は現在、気候変動による影響に関して企業や政府に諮問するジュピター・インテリジェンス社(Jupiter Intelligence)の上級科学者である。同氏は、学術機関と民間部門で気候科学者として数十年に及ぶ経験を持ち、人的要因による気候変動が生じており、物理、生態、経済にとり深刻な脅威となっているとの考えを受け入れている。ウェザーヘッド氏の任命は、最近発表された国立海洋大気庁(National Oceanic and Atmospheric Administration: NOAA)の上級ポストの任命(デイビッド・レゲイツ氏(David Legates)とライアン・マウア氏(Ryan Maue)で、両者とも気候変動の深刻さに異議を唱えている)と大きく対比する。また、地球温暖化における人間の役割を軽視するトランプ大統領の気候変動に関する見解とも対照的である。