原子炉の新設計許可により、新原発建設への道が開かれる

原子力規制委員会(Nuclear Regulatory Commission: NRC)は12月22日、ウェスチングハウス社(Westinghouse)による「AP1000」と呼ばれる原子炉の革新的な設計を承認した。これにより、サウスカロライナ州とジョージア州で進められている合計4つの原子炉計画の建設開始に向け、道が開かれたことになる。AP1000は1,154メガワットの原子炉で、先端的受動設計を備えている。従来のモデルに比べ、重力や自然対流熱をより活用し、パンプやバルブ、技師による操作の負担が少ないのが特徴で、理論上では事故の可能性が縮小される。NRCは異例のステップとして、本許可が正式なものとなるまでに通常設けられている30日間の待機期間を適用しなかったため、約1週間で本許可は効力を発する。従来、原子炉事業には、建設許可や操業許可を得るのに長い時間と膨大なコストを要し、計画途中で断念されることが多かった。今回の新たなライセンス手続きはこうしたコストの削減を狙いとしたものである。
New York Times “Approval of Reactor Design Clears Path for New Plants” (12/22/11)