ネイチャー誌(Nature)のネイチャー指数(Nature Index)によれば、協調的なアウトプットをもたらすペア都市として、ニューヨークとボストンが、北京・上海のペア都市に次いで、2位となっている。ボストンには優れた大学、病院があり、それらの存在がボストンのライフサイエンス発展に重要な役割を担った。かつてはボストン近辺で大学へ進学する人は少なく、医療ケアがGDPに占める割合も僅かであったが、現在、高校卒業生の約7割が高等教育を目指し、医療ケアはGDPの約18%を占めるようになっている。ニューヨークも同様で、歴史と知名度を誇る大学と病院が集中している。更に、これらの組織が比較的近接していることも重要である。研究者は世界的に共同研究を行っているものの、他の研究者と地理的に近接していることで、非公式なやり取りや会話が促進される。質の高いライスサイエンス研究は、バイオテクノロジーや製薬企業も引き付け、大手企業は学術機関からのスピンオフ企業を支援し、成長を促すという効果をもたらしている。