環境保護庁(Environmental Protection Agency: EPA)は12月2日、2月21日に発表していた工業ボイラーに対する大気汚染物質排出規制基準を下げると発表した。EPAの声明によれば、改定後の基準が適用される米国内のボイラーは1%未満となり、規制順守費用も昨年の提案内容より15億ドル低くなるという。オバマ大統領は8月30日にジョン・ベイナー共和党下院議長(John Boehner、House Speaker)宛ての書簡の中で、「規制により製紙工場や化学工場などにおける汚染管理設備の改良コストは30億ドルとなる可能性がある」としていた。EPAは2月に本規制を公表していたが、5月16日に、パブコメの時間を十分にとることを理由に、実施を延期することを発表していた。ボイラー業界団体は、「規制遵守のコストは143億ドルに上る可能性があり、26産業部門で23万人の雇用が危機にさらされる」と主張していた。
Businessweek “EPA Proposes Revised Emissions Limits for Industrial Boilers” (12/6/11)