ノルウェーの調査会社、ライスタッドエナジー(Rystad Energy)社は3月26日、2025年のデータセンターへの世界の設備投資額が7,700億ドルに達し、石油・ガス産業上流部門への投資を上回ったと発表した。既に太陽光発電を抜き、今年中には再生可能エネルギーや石油・ガス産業全体の投資額と同水準に到達する見通しである。投資の4割はアクセラレーター・サーバーなどのITインフラが占め、冷却システムなどの設備投資も太陽光発電に匹敵する規模となった。Google社(Google)やマイクロソフト社(Microsoft)などの大手ハイテク企業が投資を牽引し、米国は世界全体の42%の市場シェアを占めた。一方で電力供給や土地確保の制約から、今後の投資先はフィンランドやポルトガル、タイなど世界各地へ分散するとの見方を示した。また、供給網構築の遅延や混乱に加え、コスト高騰といったリスクも残っているとし、より安定した投資環境が確立されるまで、今後数年間はAIブームによるインフラ投資のスーパーサイクルが続くと予測している。
RystadEnergy “Putting things in perspective: Data center investments now on par with renewables, oil and gas” (03/326/26)
https://www.rystadenergy.com/insights/putting-things-in-perspective-data-center-investments-now-on-par-with-renewables
参照記事: Axios “Data center boom rivals energy’s biggest sectors” (04/01/26)
https://www.axios.com/2026/04/01/data-center-investment-oil-gas-renewable-energy