エネルギー情報局(Energy Information Administration: EIA)が発表した「エネルギー短期見通し(Short-Term Energy Outlook)」によれば、米国内における2021年の石炭火力発電量は前年に比べて22%増加すると予測されている。米国の電力部門は、天然ガス価格の上昇と、比較的安定した石炭価格の影響により、2021年は石炭火力発電所による発電量が増加した。前年比で石炭火力発電量が増加するのは2014年以来初めてのこととなる。天然ガスによる火力発電は、石炭の火力発電よりも効率的に発電できることから、天然ガス価格が石炭価格より多少高い場合でも経済的優位性があるが、今年の価格は近年よりも大幅に上昇した。ただし、石炭火力発電の増加が今後も続くとの見通しは低い。