商業用の中・大型電気自動車にとり、新技術の導入の是非は代替策と比較した際のコストによるところが大きい。国立再生可能エネルギー研究所(National Renewable Energy Laboratory: NREL)は、所有の総コスト(total cost of ownership: TCO)に関する主要な測定基準を調査することで、電池式もしくは燃料電池式の商業電気トラックが従来型のディーゼル燃料トラックに比べて経済的優位性を持つ状況を示すことに取り組み、その結果を「クラス8トラクター及びクラス4貨物配達トラックの所有総コストに関する空間的・時間的分析(Spatial and Temporal Analysis of the Total Cost of Ownership for Class 8 Tractors and Class 4 Parcel Delivery Trucks)」と題する報告書として公表した。報告書は、6つのトラック・パワートレイン技術を比較し、それぞれのTCOを定量化して、それぞれの技術が経済的優位性を持つ運用シナリオを特定している。