電力需要の急騰と電力網能力の間の差が拡大 NEMA報告

米国電機工業会(National Electrical Manufacturers Association: NEMA)は5月7日、「電力の未来のための信頼できる電力網(A Reliable Grid for an Electric Future)」報告の2026年更新版及び、電力網強化技術(Grid-Enhancing Technologies: GETs)、ビハインド・ザ・メーター(Behind-the-Meter: BTM)資源、需要応答(Demand Response)の有望性と可能性を概説した一連の報告書を発表した。報告書の2026年更新版によれば、米国の電力需要は2050年までに55%以上増加する見通しで、その最大の増加は現在の10年間に見られるという。また、ハイパースケーラー企業による積極的な資本支出と人工知能(AI)のワークロードによるエネルギー消費の加速を受け、2037年までを通じて正味電力消費の38%をデータセンターが占める見込みである。今回発表された一連の報告書(2026年更新版、GETs、BTM資源、需要応答)は、米国の電力網における容量不足に対処するために必要な革新的技術が既に商業的に利用可能であること、それらを迅速かつ大規模に導入するには政策策定者による協調的かつ緊急の措置が必要であることを示しているとNEMAは分析している。

National Electrical Manufacturers Association “New NEMA Study Shows Widening Gap Between Surging Power Demand and Grid Capacity” (05/07/26)