新型コロナウィルス感染症ワクチンの開発・実用化で名前が知られるようになったモデルナ社(Moderna)は、創業初期に、メッセンジャーRNAを使ってワクチンを開発するという、当時は未知のアイディアをDARPAに売り込んだ結果、2013年に2,500万ドルの助成を受けており、これが今回のワクチンの早期開発につながった。これ以外にも、気象衛星、GPS、ドローンなど、DARPAが少なくとも部分的に貢献したとされるイノベーションは多数存在する。このため、他国においても、DARPAを模倣したファンディングエージェンシーがみられるようになっており、ドイツで類似の2機関が設置されたほか、英国や日本でもその傾向がみられる。
Economist “A growing number of governments hope to clone America’s DARPA” (6/3/21)