世界経済回復において石炭利用が増加する可能性

今年、世界経済が大規模な回復をしていく中、世界の二酸化炭素排出は危険なほど急増する可能性がある。国際エネルギー機関(International Energy Agency: IEA)の新たな報告によれば、中国を中心としたアジアで大規模な石炭消費が進むことから、エネルギー使用に基づく炭素排出は、2021年に15億トン急増し、再生可能資源の急速な増加を上回る見通しである。これは、エネルギー関連の排出の年間増加量としては、歴史上、2番目の大きさである。IEAのファティ・ビロル事務局長(Fatih Birol, Executive Director)は、「これは、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)危機からの経済回復が、現在の所、気候にとって持続可能的ではないという恐ろしい警告である」とコメントしている。IEAは、世界のエネルギー需要は、開発途上経済圏や新興市場におけるエネルギー消費増に加速され、2021年に4.6%増加して2019年の水準を上回ると試算している。

CNN “‘Dire warning’ for the planet: Coal is powering the economic recovery” (4/20/21)