エネルギー省(Department of Energy)傘下の原子力エネルギー局(Office of Nuclear Energy)は4月8日、民間企業が開発する燃料装荷型の次世代型超小型原子炉(マイクロ炉)の実験・実証を行う世界初の施設(Demonstration of Microreactor Experiments: DOME)が完成したと発表した。最大20メガワット(MW)の熱エネルギー出力が可能なマイクロ炉が対象で、既存の実験用原子炉の格納容器を再利用した高さ約30メートル、直径約24メートルのドーム型施設となっている。アイダホ国立研究所(Idaho National Laboratory:INL)内に位置し、国立原子炉技術革新センター(National Reactor Innovation Center:NRIC)が運営を担う。第一弾としてラディアント社(Radiant)による「カレイド実証ユニット(Kaleidos Demonstration Unit)」試験を開始しているが、今後の試験は公募によって選定する。マイクロ炉は工場で製造可能な小型で可搬型の原子炉で、緊急時の電力復旧や離島・僻地への安定供給のほか、データセンターの電源としての活用も期待されている。
Department of Energy “World’s First Microreactor Test Bed Now Open for Business” (04/08/26)
https://www.energy.gov/ne/articles/worlds-first-microreactor-test-bed-now-open-business