米国科学財団(National Science Foundation: NSF)の米国科学工学統計センター(National Center for Science and Engineering Statistics: NCSES)の発表によれば、研究開発(R&D)及びR&D施設向け連邦予算権限(federal budget authority)は2016年度に上昇して1,490億ドル(名目ドル)となり、これで3年連続の上昇となった。3年連続の増加の前には、2010年度から2013年度に継続的に減少しており、累積で11%減少となっていた。名目ドルで見ると、これまでの3年間の上昇により、R&D及びR&D施設向け連邦予算権限は2010会計年度レベルに戻ったが、インフレ調整後の数値で見ると依然として2010年度を約10%下回っている。NCSES報告によれば、こうした予算権限の変動は、政権と議会が政府全体の支出レベルと優先事項で妥協点を模索するという厳しい政策環境によるところが大きい。
National Science Foundation “Federal budget authority for research and development continues upward trend” (1/5/17)