効果的な科学コミュニケーションのための研究議題の勧告

米国アカデミー(National Academies of Sciences, Engineering, and Medicine)が、「科学の効果的なコミュニケーション(Communicating Science Effectively)」と題する報告書を発表した。報告書は、科学についての効果的なコミュニケーションの複雑さを強調した上(特に気候問題や胚性幹細胞など論争的な問題)で、科学部門のコミュニケーターや研究者が効果的な手法を見つけ出すのを支援する研究議題を提案している。報告書では、最も広く知られているモデル「欠如モデル(deficit model:「人々は情報不足と不完全な理解のために科学的ファインディングを受け入れない」という前提の下、より多くの情報を伝えることに重点を置いた手法)」は間違いであると指摘しており、「人はどのようにして自分が耳にした科学的情報を処理するのか」「科学や情報源への信頼に影響する個人的及び社会的要素は何か」といった科学コミュニケーションに影響する複雑な要因について理解する主要な研究努力が必要であるという。
National Academies “New Report Recommends Research Agenda for Effective Science Communication” (12/13/16)