電力グリッドのサイバーセキュリティには継続的な注意が必要との報告

政府説明責任局(Government Accountability Office: GAO)は2011年に発表した報告書の中で、「北米電力信頼度協議会(North American Electric Reliability Corporation:NERC)、米国標準技術局(National Institute of Standards and Technology:NIST)、連邦エネルギー規制委員会(Federal Energy Regulatory Commission: FERC)など複数の機関は、電力グリッドの安全保障対策を講じている。これらの措置は重要な取り組みであるものの、電力グリッドをサイバー脅威から保護するためには数多くの課題が残っている」と指摘し、いくつかの勧告を提示した。今回、GAOが議会公聴会での証言用に作成した報告書によれば、2011年以来、同部門のサイバーセキュリティ向上を目的として更なる措置が講じられているものの、GAOが行った勧告の一つであった「FERCは他の規制当局と調整しながら、業界の任意のサイバーセキュリティ基準が順守されているかどうかを監視する戦略を特定する」という点については、実施されていないという。そして結果としてFERCは、どの基準が導入されているのか、それらは効果的であるのか否かという点について認識できていないという。
Government Accountability Office “Critical Infrastructure Protection: Cybersecurity of the Nation’s Electricity Grid Requires Continued Attention” (10/21/15)