大統領府、生命科学研究事業における安全性と安全保障の強化を狙いとした政策を発表

生命科学分野における研究や発見は、自然世界に対する理解を深め、医薬や農業、環境保護などの大きな進展につながっている一方で、こうした研究が意図しない目的で悪用される「懸念のあるデュアルユース研究(dual use research of concern: DURC)」も心配されている。更に、最近米国内の研究所で生命科学分野における事故が続いたことを受け、オバマ政権は生命科学の安全性と安全保障の強化に乗り出した。こうした中、9月24日には、国内における生命科学の重要な研究活動が誤用されるリスクを最小限にし、安全に実施されることを確実にする一助として、「懸念のある生命科学デュアルユース研究の制度的監督に関する米国政府の方針(U.S. Government Policy for Institutional Oversight of Life Sciences Dual Use Research of Concern)」を発表した。本政策は、政権が2012年3月に発表した関連政策を強化するもので、指定された化学物質や有害物質を扱う生命科学研究事業の監督について担当機関及び主任研究者の役割と責務を正式に示したものである。
Office of Science and Technology Policy “Strengthening Safety and Security across the U.S. Life Sciences Research Enterprise” (9/24/14)