米国科学財団(National Science Foundation: NSF)は、「成功しなかったイノベーションに関する理解(Understanding Unsuccessful Innovation)」と題する論文を発表した。この中で、企業内で成功しなかった、もしくは失敗したイノベーションの原因とパターンについてより良い理解を得るため、筆者5名が、過去20年間における19件の失敗事例について調査を行った。このケーススタディを基に様々な分析を行い、イノベーションが失敗する一般的なカテゴリーを導き出すなどしている。結論として、19事例は、「イノベーションが失敗する場合、それは開始段階の間に発生する可能性が高い」「失敗の理由は様々あるが、ケーススタディの4分の3は、市場における需要不足、もしくは十分に機能しなかったことが理由で失敗している」といった点を提示している(なお、本論文の結論は、NSFの見解を示すものではないと注釈している)。
National Science Foundation “Understanding Unsuccessful Innovation” (9/2/21)