NREL、2035年までに正味ゼロの電力部門を目指す経路について報告

国立再生可能エネルギー研究所(National Renewable Energy Laboratory: NREL)は、「2035年までに100%のクリーン電力を達成するためのサプライ側の選択肢に関する調査(Examining Supply-Side Options to Achieve 100% Clean Electricity by 2035)」と題する報告書を発表した。2035年までに100%のクリーン電力を実現するという米国の変革的な目標へ向けた機会と課題を特定した報告書である。NRELは、この目標を達成し、大幅な恩恵をもたらすための経路を複数挙げているが、実際の技術混合と費用は、今後十年間における研究開発(R&D)活動や製造、インフラ投資に関する判断次第であるとしている。報告書は、目標達成へ向けて、技術費用を低減させる必要がある他、今後十年間に対処されるべき課題として、①需要側における電力化の劇的な加速と効率性の向上、②新たなエネルギー・インフラの早急な普及、②クリーン・エネルギーの製造及びサプライチェーンの拡大、④新興技術の市場化を支援する研究・開発・実証・導入の継続、の4点を挙げている。

National Renewable Energy Laboratory “Exploring the Big Challenge Ahead: Insights on the Path to a Net-Zero Power Sector by 2035” (8/30/22)