NIH、内部の幹細胞研究プログラムを閉鎖

国立衛生研究所(National Institutes of Health: NIH)の内部研究プログラムである「再生医療研究所(Center for Regenerative Medicine: CRM)」所長、マヘンドラ・ラオ氏(Mahendra Rao、幹細胞を専門とする生物学者)が3月28日付けで辞任し、ウェブサイトが4月4日に閉鎖されたこと受け、NIHの幹細胞研究者は困惑している。CRMはNIHの幹細胞プログラムを一元化することを目的に2010年に設立され、ラオ氏は2011年に所長に就任した。NIHが先月、iPS細胞(人工多能性幹細胞)を臨床試験に進めることを狙いとして助成を行うプロジェクトを1件のみに決定したことを受け、5件の助成を期待していたラオ氏は失望したとされている。iPS細胞の臨床試験に関しては、理化学研究所 発生・再生科学総合センターで滲出型加齢黄斑変性の臨床研究について患者の募集が昨年8月に開始されている。
Nature News “NIH stem-cell programme closes” (4/8/14)