NIHが受理した所外研究の完全性に関する申し立てに関するトレンド

国立衛生研究所(National Institutes of Health: NIH)の所外研究局(Office of Extramural Research)は3月22日、NIHのグラント・プロセスに関連する研究の完全性への申し立ての総合的なトレンド情報を公開した。2013年から2022年にNIHが受理した研究の完全性に関する申し立ての件数(新規)は、2013年104件、2014年110件、2015年89件と、2017年までは平均100件前後となっているが、2018年以降は急増している(2018年342件、2019年549件、2020年531件、2021年573件、2022年564件)。また、所外研究局は、その種別(研究の不正行為、ピアレビュー、外国の干渉、ハラスメント、グラント不正、その他)の件数も発表している。そのハイライトとして、①研究の不正行為は、概ね毎年100件未満であったが、2019年から急増した。この理由として、2018年後半にNIHが受益者に不正行為は通知するよう念を押したことが考えられる、②ピアレビューの規則違反申し立ても2018年以降増加しており、その理由として前述と同様の点が考えられる、③外国の干渉に関する申し立ては2017年頃から追跡が開始された。その件数は2019年が最大で、その後減少している、などが提示されている。

extramural NEXUS “Trends in Extramural Research Integrity Allegations Received at NIH” (3/22/23)