8月7日付けサイエンス誌(Science)に発表された論文によれば、IBM社の研究者は、補聴器程度の小電力で最終的には現在のスパコンをしのぐ計算能力を持つかもしれない新種のコンピュータ・チップを開発した。「トゥルーノース(TrueNorth)」と名付けられたこの新チップは、脳が様々な様式を認識する方法を模倣しようとするもので、脳の神経回路網のように密接に相互接続されたトランジスタのウェブが基盤となっている。チップの電子的ニューロンにより、例えば映像の中の女性が手提げを持ち上げている様子を認識したり、ロボットを操作してポケットから25セント硬貨を取り出すといったことが可能になるかもしれないという。IBM社による本研究は、国防高等研究計画局(Defense Advanced Research Project Agency:DARPA)の助成を受けて行われた。
New York Times “IBM Develops a New Chip That Functions Like a Brain” (8/7/14)