政府説明責任局(Government Accountability Office: GAO)は今般、「重要鉱物:回収と代替を進める連邦努力の強化はサプライ・リスクへの対処の一助となる可能性がある(Critical Minerals: Building on Federal Efforts to Advance Recovery and Substitution Could Help Address Supply Risks)」と題する報告書を発表した。多くの米国技術は重要鉱物の輸入に依存しており、世界の鉱物サプライチェーンの混乱は米国の産業に深刻な影響を及ぼす可能性がある。商務省(Department of Commerce)は、エネルギー省(Department of Energy)などを共同議長とする省庁間グループと共に、2019年に、重要鉱物の安全確実な供給を確保するための国家戦略を発表した。本戦略の主要要素は、鉱物のリサイクルや代替の開発である。しかしこの国家戦略には、GAOがそれより前に特定した効果的な国家戦略の特性が盛り込まれていない他、最近、定められた法定上の要件や省庁間努力に対応していない。こうしたことから、GAOは、国家戦略を更新し、最近の展開に対応すると共に、効果的な国家戦略の特性を全面的に取り入れるよう勧告している。