政府説明責任局(Government Accountability Office: GAO)は4月24日、国防総省(Department of Defense)の国防防諜・安全保障局(Defense Counterintelligence and Security Agency: DCSA)による請負業者への検査が義務付けられた件数の4割未満にとどまり、機密情報流出のリスクがあると発表した。同局が2025年度に実施した4,600件以上の安全保障審査でデータ流出などの違反が815件、1,000件以上の脆弱性が放置されている現状が明らかになり、人員不足やITシステム分析能力の低さに加え、リスク管理体制の抜本的な見直しが急務となっている。特に業務負荷軽減に向け設立された国家外部アクセス安全保障監視センター(National Access Elsewhere Security Oversight Center: NAESOC)に対し、現場から実効性の欠如を指摘する声が相次いだと報告した。外国組織による機密情報や技術の不正入手が年間数千回に及ぶ中、GAOは最新分析ツール導入やNAESOCによるリスク対応活動評価、記録システム開発への関係者からの継続的な意見確保を同省に勧告している。
GAO “Industrial Security: Improved Risk Management and Stakeholder Engagement Needed to Help DOD Address Mission Gaps” (04/24/26)
https://www.gao.gov/products/gao-26-107861