船舶やボート、無人水中車両(uncrewed underwater vehicles: UUVs)は、海面を進む際、水面が船体に接することによる摩擦や波を原因とするドラッグ(抵抗)を経験する。海水が船体の周囲を動きまわるのにあわせて、穏やかな層流が混沌とした乱流へとなってドラッグは高まり、車両は乱流状態の中で加速するために更なるパワーを必要とする。こうしたドラッグの影響を克服することを目的として、国防高等研究計画局(Defense Advanced Research Project Agency: DARPA)は今般、「ドラッグを軽減する設計幾何学(Drag Reducing Architected Geometries: DRAG)」プログラムを発表した。DRAGプログラムは、走行中及び完全な乱流状態でのドラッグを軽減することを目的として、船舶及びUUVの船体の最適な形状及び表面の特性を作り出すことを目指す。これによって、速度と耐久性が増すと同時に、使用燃料及び排出が削減されると期待されている。プログラムは、様々なマテリアルの構造や形状、塗装について研究し、海水が船体と接触する際の摩擦を低減することに取り組む。
Defense Advanced Research Project Agency “Slipping Smoothly Through the Sea” (9/8/23)