国防総省(Department of Defense)は、医療措置(medical countermeasures: MCM)(例として、抗生物質やワクチン)や診断において重要となる核酸を生産するための主要酵素など、重要なたんぱく質へのアクセスを必要としているが、遅々とした生産手法や世界のサプライチェーンへの依存により、そのアクセス性は限定されている。現在のたんぱく質をベースとするMCM生産には、大規模な中央一元型インフラと複雑なパイプラインが必要で、それには、長期にわたる細胞工学や集中的な精製作業などが伴う。こうした様々な課題に対処するため、国防高等研究計画局(Defense Advanced Research Project Agency: DARPA)は今般「たんぱく質製造の再考(Reimagining Protein Manufacturing: RPM)」プログラムを立ち上げた。同プログラムは、分散型かつオンデマンド式の生物学をベースとしたMCMの製造及びそれに関連する原材料のために必要な基礎技術を確立することを狙いとしている。
Defense Advanced Research Project Agency “Delivering Next-Gen Biomanufacturing Capability” (8/25/21)