国防総省(Department of Defense)は、地元で利用可能なマテリアルを使って必要な時に必要な重要構造物を製造できる柔軟性を必要としている。しかし現行の生産手法は、「将来の生産は未加工の原材料が容易に入手できる」という前提の下で進められている。これは、構造物の設計は、固定されたインプットで固定されたアウトプットを生産することに依存していることを意味し、原材料や資源が限定的な場合に将来の生産に必要とされる柔軟性が阻害されている。国防高等研究計画局(Defense Advanced Research Project Agency: DARPA)の「破片からロケット(Rubble to Rockets: R2)」プログラムは、広範かつ様々なインプット・マテリアルに対応できる生産及び設計手法を開発することで、サプライチェーンに依存できない環境での製造の限界を克服することを目指す。研究者は、構造物の製造及びそれに使用される原材料の特性に即した廉価で柔軟で頑強なプラットフォームを創出することに焦点を当てる。そしていずれはこのプラットフォームを適用して観測用ロケットの構造設計を順応的に更新していくことを模索する。