DARPA、ワクチン開発から当て推量を取り除く試み

軍の兵士は、感染症の予防と、バイオ脅威へ晒されることから防御するために、効果的なワクチンを頼りとしているが、現行のワクチン開発は高費用で時間がかかり、失敗しがちである。国防高等研究計画局(Defense Advanced Research Project Agency: DARPA)による「免疫記憶の評価(Assessing Immune Memory: AIM)プログラム」は、ワクチンに対する宿主反応のシステム・レベルの見識とそのメカニズムを情報源として、免疫記憶を予測するプラットフォーム能力を開発することを模索する。抗体レベルなど免疫システムの反応の測定に使用されている標準的手法は、潜在的な免疫システムの反応を十分に捉えることができない。AIMは、早期の反応検知を可能にする先端技術を用いて、新たな生体分子の相関性を明らかにしていく。AIMは、5年間のプログラムで、「免疫記憶のロードマップ(Immune Memory Road Map)」(免疫記憶のロードマップ作成につながる細胞及びシグナルの引き金となる要素を特定する)と、「ロードマップの一般化可能性とツールの検証(Road Map Generalizability and Tool Validation)」(ワクチンの効果期間を予測する研究及び評価ツールの作成と検証)の2つのフェーズに分かれている。

Defense Advanced Research Project Agency “Taking Guess Work out of Vaccine Development” (8/27/21)