戦略国際問題研究所(Center for Strategic and International Studies: CSIS)は12月5日、「米国の国家安全保障のために、輸出管理取り締まり技術の向上が必要(Improved Export Controls Enforcement Technology Needed for U.S. National Security)」と題する報告書を発表した。ロシアや中国との戦略的競争において技術の重要性が高まる中、輸出管理は米国の国家安全保障の前線へと移動している。2018年にZTE社とファーウェイ社(華為技術、Huawei)への半導体輸出規制が行われた時のように、的を絞った適切な輸出管理と、効果的な取り締まりが行われれば、輸出管理は外交政策の強力なツールとなる。しかし、CSISは、「米国の輸出管理取り締まり能力に大きな脆弱性があることは明らかである」とした上で、その管轄局である商務省(Department of Commerce)の産業安全保障局(Bureau of Industry and Security: BIS)について、人的、技術的、経済的資源を拡充する必要性を主張している。