CSET、中国とロシアによるAI分野での協力状況を調査

中国とロシアは、新興技術、特に人工知能(AI)における両国の戦略的パートナーシップを積極的に広報している。こうした中、セキュリティ・新興技術センター(Center for Security and Emerging Technology: CSET)は、「ニュースの見出しかトレンドか? 中国とロシアによるAI分野の協力に関する評価(Headline or Trend Line? Evaluating Chinese-Russian Collaboration in AI)」と題する報告書を発表した。報告書は、AI開発の主要な指標となる研究と投資について、両国間の協力の範囲、トレンド、主要な分野について分析している。報告書は、AI研究が世界的に拡大する中で、①中露間のAI関連の共同研究は着実に増加している一方で、AI関連の両国の共同出版は比較的低水準にある、②中露間の投資取引は過去5年間で増加傾向にあるものの、全体的な投資価値は比較的低水準である、としている。これを受けて報告書は、両国間の技術協力について「野心と現実の間に明らかに溝がある」としている。

Center for Security and Emerging Technology “Headline or Trend Line? Evaluating Chinese-Russian Collaboration in AI” (August 2021)