米国科学振興協会(American Association for the Advancement of Science: AAAS)は5月10日、「世界における米国の研究開発とイノベーション(2022年更新版)(U.S. R&D and Innovation in Global Context: 2022 Data Update)」と題する報告書を発表した。経済協力開発機構(Organisation for Economic Cooperation and Development: OECD)による新たなデータを基にし、その他の情報を補完的に使用して作成したもので、それによれば、米国の位置づけは引き続き強いものの、公的投資は停滞傾向にある。全体のR&D集約度(GDPに占めるR&Dの割合)において、米国は現在6位となっているが、政府のR&Dは13位、基礎科学集約度(GDPに占める基礎科学の割合)では10位、労働力に占める研究者の割合ではわずか17位となっている。中国はまだR&Dでは米国に追いついていないものの、数学・物理科学・工学における論文出版数は世界を先導しており、高価値の特許を生み出しつつある。