米国科学財団(National Science Foundation: NSF)は9月10日、変化する科学技術環境に対応し、卓越した研究を生み出すための新たな支援体制と組織改革に向け、メタサイエンス局(Office of Metascience)を新設したと発表した。同局を通じた各種取り組みの成果を厳密に評価し、従来の枠組みを超えた助成ポートフォリオ(構成割合)を構築する。効果的な研究の拡大を図ることが目的で、人工知能(AI)の急速な進展や民間・各種団体主体の開発台頭といった科学技術分野の構造変化に対応する計画である。また、研究内容に応じた柔軟な助成実施により、若手研究者を発掘し支援していくとし、NSFはバネバー・ブッシュ氏(Vannevar Bush)が1945年に提唱した『果てしないフロンティア(The Endless Frontier)』を継承し、米国における科学技術事業再建に向け様々な施策を通じて、優れた科学成果をより多く創出していく環境の構築を目指すと強調した。なお、今後数週間から数ヶ月にかけて、新たな助成機会や詳細な計画を順次発表していく方針も示している。
NSF “NSF leadership in a new golden age of science” (09/10/26)
https://www.nsf.gov/news/nsf-leadership-new-golden-age-science