ワシントン・ポスト紙(The Washington Post)は4月24日、商務省(Department of Commerce)がアンソロピック社(Anthropic)出身のコリン・バーンズ(Collin Burns)AI標準・イノベーションセンター(Center for AI Standards and Innovation: CAISI)責任者を、就任わずか4日で解任したと報じた。20日に着任したバーンズ氏は、23日に同社での勤務歴を問題視され、事前報告を受けていなかった政権上層部により交代が決定した。後任には政府・学界で実績を持つ科学者クリス・フォール氏(Chris Fall)が選出されている。CAISIは政府とAI業界をつなぐ重要な窓口で、対象の脆弱性を特定する能力に優れた同社の最新AIモデル、ミトス(Mythos)などのAIリスク評価を担っているが、同社は自社モデルの軍事利用を巡り政権と対立中で、トランプ大統領が同社を「過激左派のウォーク(覚醒、社会正義)企業」と非難した経緯がある。裁判は継続しているが、政府が同社モデルを活用したセキュリティ管理への対応を検討しているとし、関係改善の兆候があるという。
The Washington Post “White House pushed out new AI official after just four days on the job” (04/24/26)
https://www.washingtonpost.com/technology/2026/04/24/white-house-fires-ai-official-anthropic/