フェッドスクープ(FedScoop)は4月10日、大統領府が次年度予算案で環境保護庁(Environmental Protection Agency: EPA)の総予算を88億ドルから42億ドルへ半減させる一方で、人工知能(AI)開発支援に2億ドル超を割り当てる方針と報じた。「世界のAI首都」を目指す国家戦略の一環として、予算案には庁内の業務効率化や環境アセスメントの精度向上に向けたAI活用費用が含まれており、EPAはデータセンター建設の規制緩和や許可迅速化を優先するという。リー・ゼルディンEPA長官(Lee Zeldin)も規制撤廃と産業界との連携を強化する姿勢を示しているが、環境保護団体のアメリカ進歩センター(Center for American Progress: CAP)は環境保護という本来の使命と矛盾すると懸念を表明した。対して、アバンダンス研究所(Abundance Institute)はAI開発に必要なエネルギー効率化におけるEPAの役割を評価している。政府はAI投資で環境評価が迅速化すると説明しているが、規制緩和が環境や公衆衛生に及ぼす影響について議論が続いている。
FedScoop “EPA has major role to play in Trump’s ‘AI capital of the world’ plans” (04/10/26)