ピーク社(Peak)が発表した「判断知能(Decision Intelligence: DI)の成熟度指数(DI Maturity Index)」によれば、米国は人工知能(AI)導入の初期のリーダーであったが、「企業によるAI導入」という点で、現在はインドの市場の方が成熟している。6年前、米国企業の28%がAIを導入し、インドの25%、英国の20%を上回っていたが、同社のDI成熟度指数によれば、インドは64点(全100点中)、米国は52点、英国は44点となっている。インドの企業が際立っている背景には、社内のコミュニケーションと教育を通じてAIが広範な支持を得ている点がある。米国労働者の18%が、「自分の企業がAIを使用しているかどうか不明である」と回答しているのに対し、インドのその割合はわずか2%である。更に、インドの若手スタッフの78%が、「今後5年間に、AIは労働者に前向きな影響をもたらす」と期待している。これに対して、米国のその割合は47%となっている。報告書によれば、企業がデータ・チームを構成する方法もAI導入を成功させる上で重要な要素なっている。更に、歴史的にカリフォルニア州が技術イノベーションのメッカと見られているが、AIリーダーシップにおいてはニューヨーク州が上回っており、その要因として同州が金融サービス・センターのトップであることが挙げられている。
Venture Beat “Report: U.S. loses AI leadership to India despite a 6-year head start” (10/28/22)