バイデン大統領の国家安全保障戦略の焦点は、中国、ロシア、国内の民主主義

バイデン大統領は10月12日、48頁に及ぶ「国家安全保障戦略(National Security Strategy)」を発表した。これは新政権が発足するたびに公表が義務付けられているもので、バイデン大統領は、今後数年間、米国にとって圧倒的な試練は、中国との競争に勝ち、ロシアを抑制しつつ、国内で傷ついた民主主義に焦点を当てることだと宣言した。大統領は、長期的には、独裁主義の統治を積み重ね、修正主義の外交政策へと移行しつつある中国を、減退しつつあるロシアよりも懸念していることを明確にした。バイデン大統領の戦略は、国内政策と外交政策の間の差異を消去した点が特筆に値する。大統領は、「米国の強さの源は、国内の民主主義の伝統を再確認することから生まれる」とした。国家安全保障戦略文書の公表は昨冬に予定されていたが、ロシアによるウクライナ侵攻が差し迫っていることが明白になり、遅延した。

New York Times “Biden’s National Security Strategy Focuses on China, Russia and Democracy at Home” (10/12/22)