国防総省(Department of Defense)は、高速試験航空機を実証するため、超音速技術への商業民間投資を活用することを模索している。国防イノベーション・ユニット(Defense Innovation Unit: DIU)は今週、「極超音速かつ高頻度の航空試験能力(Hypersonic and High-Cadence Airborne Testing Capabilities: HyCAT)」プログラムを通じて、国防総省の試験インフラ上の制約を軽減する一助となる極超音速試験手段について、業界からのプロポーザルを模索する通知を行った。DIUは、年内に提供事業者を選出し、今後2年以内に航空機を飛行させることを目指す。国防総省は、2015年から2024年の間に150億ドルを投じて極超音速システム(マッハ5以上)を開発することに取り組んでおり、本投資は約70件のプログラムを通じて行われている。しかし、その開発プロセスにおいて試験インフラは大きな制約となっており、多くのプログラムにおいて飛行試験は毎年数回実施されるのみとなっている。DIUの高官は、「理想的には、こうしたプログラムで毎週1件の飛行試験が行われることが望ましい」と述べる。HyCATのゴールは、国防総省がその目標へ向かうべく、商業技術を活用して、新規マテリアル及びシステムの検証を行うことである。
Defense News “Pentagon seeks commercial tech for hypersonic test vehicle” (9/2/22)