IBM社、実用的な量子コンピューティング時代へ向けた新たなロードマップを発表。4,000量子ビット以上のシステムの実現を目指す

IBM社は5月10日、大型で実用的な量子コンピューティングの実現を目指すロードマップの拡大を発表した。同社が最初に量子ロードマップを発表したのは2020年で、それ以来、スケジュールにおける各目標を達成してきている。IBM社の上級副社長(研究部長)(Senior Vice President, Director of Research)であるダリオ・ギル氏(Dario Gil)は、「わずか2年の間に、我々のチームは既存の量子ロードマップにおいて驚くべき進歩を遂げた。Qiskit Runtimeのプラットフォームと、ロードマップに概説されているハードウェア、ソフトウェア、理論の目標の進展により、当社のデベロッパー・コミュニティやパートナー、顧客のために、大規模かつ強力なコンピュテーショナル空間を実現する量子中心型スパコンの時代へと先導していく意向である」と述べる。今回のロードマップの拡大にあたり、IBM社は、量子プロセッサーのスケーラビリティについて、3つの領域を目標として挙げ、2025年までに4,000量子ビット以上のプロセッサの開発を目指す。

IBM “IBM Unveils New Roadmap to Practical Quantum Computing Era; Plans to Deliver 4,000+ Qubit System” (5/10/22)