DARPA、グラント応募申請者にリスク・ルーブリック(評価基準)を採用へ

国防高等研究計画局(Defense Advanced Research Project Agency: DARPA)にとり、科学的メリットが第一であることに変わりはないが、DARPAは今般、外国政府との結びつきがある科学者へ資金を提供することでもたらされる国家安全保障上の潜在的リスクについても考慮し始めた。DARPAの上級高官が以前に行った提案が、新たに開発された「リスク・ルーブリック(risk rubric)」に基づき、再検討されている。これは、プログラム・マネジャーが、提案されている研究の主要科学者が外国政府もしくは事業体から受益している研究支援に基づき、「極めて高い」から「低い」までリスク評価(全4点)をするもの。質問には、「応募者は、外国の人材リクルートプログラムに参加したことがあるか」「米政府が安全保障上の懸念を示す個人・企業・機関と協力したことがあるか」などが含まれる。米国の同盟国が実施する人材プログラムへの参加は、そうでない国のプログラムに比べ、リスク性は低くなる。DARPAがルーブリックに着手したのは約2年前であるが、初期版(昨年9月に発表)には研究者と外国人・事業体との個人的な関係の評価が含まれていたことなどから人種的分析につながる可能性があるとの懸念が表明され、進展していなかった。こうした言語を削除した新たなバージョンが昨年12月に発表されていた。

Science “DARPA adopts risk rubric to judge grant applicants” (1/10/22)