アマゾン社、カリフォルニア工科大学に新たな量子センターを設置

アマゾン社(Amazon)が正式に量子コンピュータ開発競争に参入する。同社は、カリフォルニア工科大学(California Institute of Technology: Caltech)の構内に新たなセンサーを設置し、量子チームを作る。同センターは今週、正式に開設され、Caltechは、「このセンターは、企業とのパートナーシップによって大学構内に初めて設立されたビルである。本件は、基礎科学を市場へと移行させることに関するCaltechの関心を示す」と述べた。量子コンピュータに対する企業の関心は増大している。グーグル(Google)、IBM、ハネウェル(Honeywell)、マイクロソフト(Microsoft)、スタートアップのイオンQ(IonQ)の各社が、基礎研究を実施する数多くの大学と共に、量子コンピュータの構築を巡る米国競争を主導している。中国では、上海と合肥にある大学研究グループが中国政府の手厚い投資を受けながら研究を行っている。今回の場合、アマゾン社はCaltechの土地を賃貸して研究センターを建設、同センターを所有及び運営する。Caltechの教授2名が休職してアマゾン社に参加し、センターでの研究を担当する。ビル内の活動から発生した知的財産はアマゾン社が所有し、アマゾン社の支援を受けて行われたプロジェクトを通じてCaltechが生み出した知的財産は大学に所属する。一部のケースでは双方が知的財産を所有する。

Washington Post “Amazon joins race for quantum computer with new Caltech center” (10/26/21)