米諜報コミュニティ、気候変動に関する国家諜報予測を発表

バイデン政権の諜報トップ及び科学者が10月21日、気候変動が呈する世界的な安全保障脅威についてまとめた「国家諜報予測(National Intelligence Estimate)」と呼ばれる報告書を初めて発表した。報告書は、世界的に今後数十年間で最大の試練が呈され、そしてそれは、政治的な論争や無活動が理由となって、これまで予想されていたよりも早いペースで進行するであろうと結論している。具体的に、十年以内に、海洋の気温と酸性度の上昇によって既に制約を受けている漁場は悪化し、干ばつによって極めて重要な穀物栽培は激減し、食料と水の不足は広範な衝突や買いだめ、そして世界的な飢餓を誘発する可能性があるという。報告書は、米国の18の全諜報機関の一致した見解であり、連邦科学者がベースラインとなる観測データや気候モデリングを提供した。

USA Today “first-ever National Intelligence Estimate on climate change – and it’s not pretty” (10/21/21)